公開日: 2020/04/03
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《速報解説》 時価算定基準等に対応した「会社計算規則の一部を改正する省令」が公布される~公開草案に寄せられた意見の概要及び意見に対する法務省の考え方も公表~

筆者: 阿部 光成

《速報解説》

時価算定基準等に対応した
「会社計算規則の一部を改正する省令」が公布される

~公開草案に寄せられた意見の概要及び意見に対する法務省の考え方も公表~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2020(令和2)年3月31日、「会社計算規則の一部を改正する省令」(令和2年法務省令第27号)が公布された。これにより、2020年2月10日から意見募集していた公開草案が確定することになる。

これは、2019年7月4日に企業会計基準委員会が公表した「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号)等及び同年12月12日に金融庁が公表した「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令(案)」に対応するものである。同内閣府令(案)については、2020(令和2)年3月6日に、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(内閣府令第9号)として公布されている。

なお、公開草案に対する意見の概要及び意見に対する法務省の考え方が公表されている(以下「法務省の考え方」という)。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

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時価算定基準等に対応した
「会社計算規則の一部を改正する省令」が公布される

~公開草案に寄せられた意見の概要及び意見に対する法務省の考え方も公表~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2020(令和2)年3月31日、「会社計算規則の一部を改正する省令」(令和2年法務省令第27号)が公布された。これにより、2020年2月10日から意見募集していた公開草案が確定することになる。

これは、2019年7月4日に企業会計基準委員会が公表した「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号)等及び同年12月12日に金融庁が公表した「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令(案)」に対応するものである。同内閣府令(案)については、2020(令和2)年3月6日に、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(内閣府令第9号)として公布されている。

なお、公開草案に対する意見の概要及び意見に対する法務省の考え方が公表されている(以下「法務省の考え方」という)。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

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筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

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