公開日: 2013/09/19 (掲載号:No.36)
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活力ある会社を作る「社内ルール」の作り方 【第3回】「会社の企業統治のステップ」

筆者: 下田 直人

活力ある会社を作る

「社内ルール」の作り方

【第3回】

「会社の企業統治のステップ」

 

特定社会保険労務士 下田 直人

 

〈企業統治法は繰り返す〉

企業統治には、次のようなステップがあると考える。

単体の企業もこのステップを踏むし、日本だけでなくグローバルで大括りにした場合でも、俯瞰してみると同じステップを踏んでいるのではないかと思う。

そのステップとは、以下のようなものである。

[ステップ1]
経営者の考えや目に見えないが、皆がなんとなく共有している文化・風土による統治

[ステップ2]
明文化された規則による統治

[ステップ3]
戦略的に構築した文化や風土による統治

最初の[ステップ1]では、経営者自身の考えや、なんとなく社内に出来上がった文化や風土に皆が従い、企業が統治されていく。この段階では、経営者と従業員との間の距離も近く、従業員間の距離も近いため、特段明文化されたものがなくても、なんとなく阿吽の呼吸ですべてがスムーズに動いていく。

ある意味、経営者の顔を見ながら従業員が働くことにもなるのだが、距離が近く、「社長の喜ぶこと、嫌がること」が予測できるため、特段問題が生じない。

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「社内ルール」の作り方

【第3回】

「会社の企業統治のステップ」

 

特定社会保険労務士 下田 直人

 

〈企業統治法は繰り返す〉

企業統治には、次のようなステップがあると考える。

単体の企業もこのステップを踏むし、日本だけでなくグローバルで大括りにした場合でも、俯瞰してみると同じステップを踏んでいるのではないかと思う。

そのステップとは、以下のようなものである。

[ステップ1]
経営者の考えや目に見えないが、皆がなんとなく共有している文化・風土による統治

[ステップ2]
明文化された規則による統治

[ステップ3]
戦略的に構築した文化や風土による統治

最初の[ステップ1]では、経営者自身の考えや、なんとなく社内に出来上がった文化や風土に皆が従い、企業が統治されていく。この段階では、経営者と従業員との間の距離も近く、従業員間の距離も近いため、特段明文化されたものがなくても、なんとなく阿吽の呼吸ですべてがスムーズに動いていく。

ある意味、経営者の顔を見ながら従業員が働くことにもなるのだが、距離が近く、「社長の喜ぶこと、嫌がること」が予測できるため、特段問題が生じない。

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連載目次

筆者紹介

下田 直人

(しもだ・なおと)

特定社会保険労務士
社会保険労務士事務所エスパシオ代表

2002年に開業し、全国の中小企業を顧問先に持ち、人事労務のアドバイス、就業規則の作成、人事制度の構築などを行っている。
特に、単なる法的なアドバイスに留まらず、人間の心理面にも着目し、組織が活性化する労務管理のあり方を提案することをモットーとしている。
また、経営者のパーソナルコーチとして、定期的なコーチングにより経営ビジョンの明確化、経営計画の達成などにも成果を上げている。
その他に、全国の商工会議所や業界団体などで年間20回程度のセミナーを行っている。

【主な著書】
・『優良企業の人事・労務管理』(PHP)
・『勝ち組企業の就業規則』(PHP)
・『嫌われ上司になっても部下に教えたいルール』(中経出版)
など

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