〈一から学ぶ〉
リース取引の会計と税務
【第5回】
「所有権移転ファイナンス・リース取引と
所有権移転外ファイナンス・リース取引」
公認会計士・税理士
喜多 弘美
【第4回】では、ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引の判定について整理しました。
今回は、さらにファイナンス・リース取引を「所有権移転ファイナンス・リース取引」と「所有権移転外ファイナンス・リース取引」に分類し、その判定基準について整理します。
1 概要
前回整理したように、リース取引は、ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引に分類され、「フルペイアウト」と「中途解約不能」という2つの条件を満たす場合、ファイナンス・リース取引と判定します。また、オペレーティング・リース取引はファイナンス・リース取引以外の取引となるのでした。
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