国際課税レポート
【第3回】
「OECD声明と米・伊財務相発言から読み解く利益Aと利益B」
税理士 岡 直樹
(公財)東京財団政策研究所主任研究員
「第1の柱」多国間条約についてのOECD声明
2024年5月30日、OECD・G20 BEPS包摂的枠組み共同議長であるMarlene Nembhard-Parker氏(ジャマイカ国税庁次長)とTim Power氏(イギリス財務省企業・国際課税担当次長)は連名で声明を発表し、第1の柱を巡る議論の状況については次のように述べた。
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