公開日: 2014/02/13 (掲載号:No.56)
文字サイズ

日本の会計について思う 【第2回】「日本にも国家会計戦略を」

筆者: 平松 一夫

日本の会計について思う

【第2回】

「日本にも国家会計戦略を」

 

関西学院大学教授
平松 一夫

 

シンガポールの会計戦略

私は2010年11月、シンガポールが戦略的に開催した一連の会計関連の国際会議に出席する機会を得た。そのうちの一つとして開催されたシンガポール公認会計士協会の大会は、いま評判の巨大複合コンプレックス、マリナ・ベイ・サンズでの開催であった。

この会議にはシンガポールの会計士だけでなく外国からの招待客も多く参加していた。また、シンガポール国内からは政界、経済界、学界を含む各界から多くの参加者があった。

ここで驚いたのは、2020年までにシンガポールをアジア太平洋における会計ハブにすることが高らかに宣言されたことである。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

日本の会計について思う

【第2回】

「日本にも国家会計戦略を」

 

関西学院大学教授
平松 一夫

 

シンガポールの会計戦略

私は2010年11月、シンガポールが戦略的に開催した一連の会計関連の国際会議に出席する機会を得た。そのうちの一つとして開催されたシンガポール公認会計士協会の大会は、いま評判の巨大複合コンプレックス、マリナ・ベイ・サンズでの開催であった。

この会議にはシンガポールの会計士だけでなく外国からの招待客も多く参加していた。また、シンガポール国内からは政界、経済界、学界を含む各界から多くの参加者があった。

ここで驚いたのは、2020年までにシンガポールをアジア太平洋における会計ハブにすることが高らかに宣言されたことである。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

連載目次

筆者紹介

平松 一夫

(ひらまつ・かずお)

関西学院大学商学部教授・商学博士

1975年関西学院大学大学院商学研究科修了。同年、関西学院大学商学部専任講師。1985年教授(現在に至る)。2002-08年関西学院大学学長。1977-79年ワシントン大学客員研究員。1991年グラスゴー大学客員教授。2010年インドネシア、サティア・ワチャナ・キリスト教大学・名誉博士。日本学術会議20期・21期会員、22期連携会員。

国際会計研究学会会長、日本会計研究学会会長、アメリカ会計学会副会長、公認会計士・監査審査会委員、企業会計審議会委員、企業会計基準委員会委員等を歴任。
現在、世界会計学会(IAAER)会長、国際会計士連盟(IFAC)国際会計教育基準審議会委員、IFRS財団・教育諮問グループ委員、IFRS翻訳レビュー委員会委員長などを務めている。

日本会計研究学会「太田賞」、日本経営分析学会「学会賞」、アメリカ公認会計士協会・アメリカ会計学会「共同協力賞」、アメリカ会計学会「卓越した国際会計教育者賞」を受賞。『国際会計の新動向』『国際財務報告論』『IFRS国際会計基準の基礎』など著書・論文多数。

記事検索

メルマガ

メールマガジン購読をご希望の方は以下に登録してください。

#
#