公開日: 2023/03/23
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《速報解説》 会計士協会が「監査ツール」の改正案を公表~倫理規則の改正等に対応して多数の様式を変更・新設~

筆者: 阿部 光成

《速報解説》

会計士協会が「監査ツール」の改正案を公表

~倫理規則の改正等に対応して多数の様式を変更・新設~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2023年3月20日、日本公認会計士協会は、「監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)の改正」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。

これは、2022年6月の「監査事務所における品質管理」(品質管理基準報告書第1号)などの改正や、2022年7月の倫理規則の改正に対応するものである。多くの様式が見直されている。

意見募集期間は2023年4月21日までである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な内容

重要な虚偽表示リスクの識別と評価の区別、固有リスクと統制リスクの評価を、様式上、より明確にするなど、次の様式の見直し又は新設が行われている。

 【様式1-1】監査契約の締結及び更新

 【様式1-4】監査契約の解除に関する検討

 【様式3-5 別紙】倫理規則に基づく違法行為への対応

 【様式12】職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)

 【様式12】付表 監査チームの職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)

 【様式2-1】グループ監査の方針(勘定科目)

 【様式3-13-1】重要な虚偽表示リスクの識別と固有リスクの評価(関連する見直しを主に【様式3-13-2】【様式3-4】に対して実施)

(了)

《速報解説》

会計士協会が「監査ツール」の改正案を公表

~倫理規則の改正等に対応して多数の様式を変更・新設~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2023年3月20日、日本公認会計士協会は、「監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)の改正」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。

これは、2022年6月の「監査事務所における品質管理」(品質管理基準報告書第1号)などの改正や、2022年7月の倫理規則の改正に対応するものである。多くの様式が見直されている。

意見募集期間は2023年4月21日までである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な内容

重要な虚偽表示リスクの識別と評価の区別、固有リスクと統制リスクの評価を、様式上、より明確にするなど、次の様式の見直し又は新設が行われている。

 【様式1-1】監査契約の締結及び更新

 【様式1-4】監査契約の解除に関する検討

 【様式3-5 別紙】倫理規則に基づく違法行為への対応

 【様式12】職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)

 【様式12】付表 監査チームの職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)

 【様式2-1】グループ監査の方針(勘定科目)

 【様式3-13-1】重要な虚偽表示リスクの識別と固有リスクの評価(関連する見直しを主に【様式3-13-2】【様式3-4】に対して実施)

(了)

筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

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