《速報解説》
不適切会計や品質データ偽装等企業不祥事事案の発生を受け、
監査役協会より「企業不祥事の防止と監査役等の取組」が公表される
~監査役向けアンケート結果では企業不祥事防止に向けた取組実態を紹介~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
平成30年12月3日、日本監査役協会のケース・スタディ委員会は、「企業不祥事の防止と監査役等の取組-最近の企業不祥事事案の分析とアンケート結果を踏まえて-」を公表した。
これは、不適切会計や品質データ偽装などの企業不祥事事案が発生していることから、第三者委員会報告書の分析やアンケート調査を行い、企業不祥事の防止に有効な手段を探るとともに監査役等に期待される役割についても検討を行ったものである。
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