《速報解説》 「財務諸表のレビュー業務」に関する実務指針が確定~Q&A(研究報告)も同時に整備~
平成28年1月26日(ホームページ掲載日)、日本公認会計士協会は、次のものを公表した。
これは、国際監査・保証基準審議会(IAASB)が公表している国際レビュー業務基準(ISRE)2400「過去財務諸表に対するレビュー業務」を参考に、わが国の財務諸表に対するレビュー(限定的保証業務)に関する実務上の指針を整備するものである。保証業務実務指針は、会則41条に基づき、日本公認会計士協会の会員が遵守しなければならない職業的専門家としての基準等を構成する。
《速報解説》 会計士協会、昨今の度重なる会計不祥事を受け「監査提言集(特別版)『財務諸表監査における不正への対応』」及び会長通牒を公表
監査提言集(特別版)は、不正による重要な虚偽表示を見逃さないために監査人が留意すべき事項について、改めて注意喚起するために発行したものである。
ただし、提言集は監査実務指針を構成するものではないと述べられている。
主な項目は次のとおりである。
《速報解説》 日本取引所自主規制法人より「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」(案)が公表~不祥事に直面した上場会社に強く期待される対応等の原則を策定~
平成28年1月22日付で、日本取引所自主規制法人は「『上場会社における不祥事対応のプリンシプル』(案)の策定について」を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 会計士協会、「年金基金に対する監査に関する実務指針」等の公開草案を公表~年金基金の監査実施上の留意事項を策定~
平成27年12月25日、日本公認会計士協会は、次のものを公表し、意見募集を行っている。
① 「年金基金に対する監査に関する実務指針」(業種別委員会実務指針。公開草案)
② 「年金基金に対する監査に関する研究報告」の改正について」(業種別委員会研究報告第10号。公開草案)
《速報解説》 JICPAより「合意された手続業務に関する実務指針」の公開草案が公表~保証業務との区分を明確化~
平成27年12月22日、日本公認会計士協会は、専門業務実務指針4400「合意された手続業務に関する実務指針」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
これは、国際監査・保証基準審議会(IAASB)が公表している国際関連サービス基準(ISRS)4400「財務情報に関する合意された手続の実施契約」に相当するものであり、監査事務所が実施する合意された手続業務に関する実務上の指針を提供するものである。
《速報解説》 「監査委員会監査報告のひな型」「監査等委員会監査報告のひな型」等が公表
平成27年11月10日付けで、日本監査役協会は、次のものを公表した。
① 監査等委員会監査報告のひな型
② 監査委員会監査報告のひな型
③ 「財務報告に係る内部統制報告制度の下での監査報告書記載上の取扱いについて-文例集の作成にあたって-」
《速報解説》 日本監査役協会より「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」が公表~監査役の重要性高まりを受け品質向上への利用を期待~
平成27年11月10日付けで、日本監査役協会会計委員会は、「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」を公表した。
これは、会社法において、監査役等に会計監査人の選解任権の決定権が付与され、また、コーポレートガバナンス・コードにおいて監査役会が会計監査人の選定及び評価の基準を設けることなどが規定されたことに対応するものである。
《速報解説》 意見募集を経て、「監査等委員会監査等基準」が公表 ~「監査委員会監査基準」「監査報告のひな型」の改定版も確定~
平成27年9月29日付で(ホームページ掲載日10月15日)、日本監査役協会は、「監査等委員会監査等基準」、「監査委員会監査基準」、「監査報告のひな型」等について公表した。
公開草案については、平成27年8月4日から意見募集されていた。
この結果、現在、次のものが公表されていることになる。
《速報解説》 会計士協会、品質管理レビュー制度に関する「Q&A」を公表 ~監査役等への制度理解のため詳細な解説を掲載~
平成27年9月24日付で(ホームページ掲載日10月15日)、日本公認会計士協会は、「品質管理レビュー制度Q&A」を公表した。
これは、品質管理レビュー制度等の概要について、日本公認会計士協会の会員だけでなく、監査役等の方々の理解に資することを目的として取りまとめたものである。