《速報解説》 国税庁、税制適格ストックオプション要件の株価算定ルールを整備した改正通達を公表~あわせて「ストックオプションに対する課税(Q&A)」を改訂、新問6問追加~
既報のとおり、税制適格ストックオプションの要件の1つである権利行使価額要件(措法29の2①三)に関し、取引相場のない株式については株価算定ルールが明示されていないこと等からこれらを整備した改正通達案が5月30日付でパブリックコメントに付されていたが(意見募集は6月30日まで)、国税庁は7月7日付でこれらの改正通達を発遣した。
《速報解説》 国税庁、R5改正を反映した給与所得者の特定支出控除の特例に関する情報を取りまとめ~給与等の支払者に加え、一定の場合でキャリアコンサルタントによる証明も可能に~
従業員の自発的な学び直し(リスキリング)を後押しするため、令和5年度税制改正では「給与所得者の特定支出控除の特例」の見直しが行われた。
《速報解説》 国税庁、信託型ストックオプションの課税関係含むQ&Aを公表~有償型SOには当たらず給与課税との見解、発行会社には源泉徴収義務も~
国税庁は5月30日に「ストックオプションに対する課税(Q&A)(情報)」を公表、すでに一部報道がなされていたとおり、スタートアップ企業が導入を進めていた信託型ストックオプションの課税関係について見解を示した。
《速報解説》 税制適格SO要件の「契約時の1株当たりの価額」について、取引相場のない株式では評価通達による算定認める改正通達案が公表される~意見募集は2023年6月30日まで~
上記の権利行使価額要件に係る「契約時の1株当たりの価額」に関し、取引相場のない株式については「株価算定ルールが明示されておらず、税制適格ストックオプションの発行等において不安定な税務実務となっている」との指摘がなされていたとして、国税庁は5月30日付でこれらを明確化する改正通達案を公表、パブリックコメントに付した(意見募集は2023年6月30日まで)。
《速報解説》 信託契約終了により帰属権利者が取得した被相続人の居住用家屋等について空き家に係る譲渡所得の3,000万円特別控除は不適用~東京国税局からの文書回答事例~
令和4年12月20日(ホームページ公表は令和5年1月10日)に東京国税局が、 事前照会を受けた信託契約終了により帰属権利者が取得した被相続人の居住用家屋及びその敷地(以下「居住用家屋等」)について空き家に係る譲渡所得の3,000万円特別控除(以下「空き家控除」)(措法35③)の適用可否について、適用できないという回答を行った。この件について今回は検討する。
《速報解説》 空き家に係る譲渡所得の3,000万円特別控除の特例の拡充・延長~令和5年度税制改正大綱~
空き家に係る譲渡所得の3,000万円特別控除の特例(以下「空き家控除」という)とは、相続又は遺贈により被相続人の居住用家屋及びその敷地等を取得した相続人等が平成28年4月1日から令和5年12月31日までの間に居住用財産を譲渡した場合で、一定の要件に該当するときは、譲渡所得から3,000万円まで控除することができるものである。
《速報解説》 NISAの抜本的拡充と恒久化~令和5年度税制改正大綱~
令和4年12月23日(金)に閣議決定された「令和5年度税制改正大綱」では、家計の資産を貯蓄から投資へと積極的に振り向け、資産所得倍増につなげるため、NISAの抜本的拡充と恒久化が示された。新たな制度は、令和6年1月から適用される。
《速報解説》 ストックオプション税制の見直し~令和5年度税制改正大綱~
令和4年12月16日公表の「令和5年度税制改正大綱」(与党大綱)において、ストックオプション税制の見直しが行われることが明らかとなった。本稿ではその概要について解説を行う。
《速報解説》 国税庁が「令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A」を公表~令和2年度税制改正の見直しに対応した全45問を掲載~
令和4年10月12日、国税庁は「令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)」(以下単に「Q&A」という)を公表した。