〈徹底分析〉
租税回避事案の最新傾向
【第15回】
「法人税法132条の2」
公認会計士 佐藤 信祐
17 判例分析(法人税法132条の2)
(1) 最一小判平成28年2月29日(TAINSコード:Z266-12813・ヤフー事件)
新聞報道で有名であるため、その概要を知っている読者も少なくないと思われるが、法人税法132条の2に規定されている包括的租税回避防止規定について争われた最初の裁判例である。本事件は、ヤフー事件ともいわれており、同時に行われたスキームに係るIDCF事件(最二小判平成28年2月29日TAINSコード:Z266-12814)と同様に、制度濫用論に基づく最高裁判決が公表されたことで、その後の包括的租税回避防止規定に係る実務に大きな影響を与えている。
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