〔平成29年度税制改正大綱からみた〕
組織再編税制の改正内容と実務への影響
【前編】
公認会計士 佐藤 信祐
1 概要
平成28年12月8日に平成29年度与党税制改正大綱が公表された。税制改正大綱が公表される前はスピンオフ税制のみが報道されていたが、実際に公表されてみると、平成18年度税制改正(会社法への対応)、平成22年度税制改正(グループ法人税制)に匹敵する大改正であったということが言える。
その概要は以下の通りである。
① スピンオフ税制
② スクイーズアウト税制
③ 支配関係継続要件の見直し
④ 株式継続保有要件の見直し
⑤ 2段階組織再編成の見直し
⑥ 資産調整勘定の償却の見直し
⑦ 繰越欠損金、特定資産譲渡等損失の見直し
このうち、②から⑤までの改正は、平成29年10月1日の施行が予定されており、それ以外は、平成29年4月1日の施行が予定されている。
詳細な内容については、政省令を確認しないと分からないが、本稿では、税制改正大綱から読み取れる実務上の留意事項について解説を行う。
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