公的年金制度の“今”を知る
【第2回】
「平成24年の年金改革に対する評価と課題」
特定社会保険労務士 大東 恵子
1 平成24年の年金改革の主な内容と評価
平成24年の通常国会において、社会保障と税一体改革関連法案8法が可決され、「年金機能強化法」と「被用者年金一元化法」が成立した。
年金財政の持続可能性の確保のため、税制抜本改革により確保される安定財源によって、平成26年度から基礎年金国庫負担1/2が恒久化される見通しになった。また、「被用者年金一元化法」の成立により、長年の懸案であった被用者年金の一元化が平成27年10月1日に実施されることにより、年金の官民格差が是正される見通しとなった。
このことから、抜本的な年金改革に向けて、これまで進まなかった改革項目に一定の決着がつき、一歩前進する見通しとなったことは評価できる。
2 「年金機能強化法」
「年金機能強化法」のうち、私たちの生活に直接関連する年金制度改革の主要5項目について解説し、その評価と課題を述べる。
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