《速報解説》
配偶者の居住権保護、法定相続分の見直しなど含む
「民法(相続関係)等の改正に関する中間試案」がパブコメへ
~意見・情報受付締切日は9月末。今後の見通しは?
Profession Journal編集部
昨年4月からの「法制審議会-民法(相続関係)部会」における審議を経て、7月12日付けで「民法(相続関係)等の改正に関する中間試案」がパブリックコメントに付された。
今回の改正案に至る流れは平成25年の婚外子の相続差別をめぐる最高裁判決を受け民法900条《法定相続分》が改正されたことが契機となっており、その反動として、遺産分割における「配偶者の権利」に係る改正内容が柱の1つとなっている。
パブコメの期間は9月30日までであり、10月からは寄せられた意見を踏まえ部会における調査審議が再開される予定だ。
以下、主な改正論点と今後の見通しをまとめた。
* * *
〇配偶者の居住権を保護
配偶者が相続開始時に遺産に属する建物に居住している場合に、遺産分割により住み慣れた居住建物からの急な退去が求められることのないよう、「短期居住権」の新設が検討されている。短期居住権とは、遺産分割が確定するまでの間など一定期間、無償でその建物を使用することができる権利のこと。
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