〈事例から学ぶ〉
不正を防ぐ社内体制の作り方
【第11回】
「「内部統制報告書」から学ぶこと」
~失敗事例を分析し今後の事業に活かす~
米国公認会計士・公認内部監査人
打田 昌行
はじめに
社内体制のなかで起きる不正を防ぐためのさまざまな工夫やルールを事例に基づいて読者の皆さんにご紹介し、まもなく1年が経過しようとしています。不正や誤謬(誤り)を牽制し、より適切な社内体制を構築するためには、成功事例を語るより、むしろ失敗事例を取り上げて検討を加えることの方が、より近道のように考えられます。なぜなら、失敗事例からは多くの学びと教訓が得られると考えられるからです。
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