〔検証〕
適時開示からみた企業実態
【事例62】
株式会社グローバルダイニング
「2021年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
(2021.7.30)
公認会計士/事業創造大学院大学教授
鈴木 広樹
1 今回の適時開示
今回取り上げる開示は、株式会社グローバルダイニング(以下「グローバルダイニング」という)が2021年7月30日に開示した「2021年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」である。前年同期は、コロナ禍の影響により売上高が2,451百万円、最終利益が△940百万円の赤字であったのに対して、当期は売上高が4,714百万円、最終利益が587百万円にまで回復した。
これは、コロナ前の2019年12月期第2四半期を上回る好業績である。同期は売上高が4,683百万円、最終利益が7百万円だったのである(2019年8月2日開示「2019年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」)。
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