〔知っておきたいプロの視点〕
病院・医院の経営改善
─ポイントはここだ!─
【第8回】
「DPC/PDPSにおける機能評価係数Ⅱ」
東京医科歯科大学医学部附属病院
特任講師 井上 貴裕
DPC/PDPSにおける機能評価係数Ⅱは、第5回で掲載した図表5に示すように、6項目から構成されている。
(【第5回】より再掲)
図表5 機能評価係数Ⅱの見直し
2012年度診療報酬改定において、地域医療係数、救急医療係数、データ提出係数については多少の変更が加えられたが、基本的な仕組みは変更されず、今後も大きな方向性は変わらないものと予想される。
2012年度診療報酬改定では、医療機関群(Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群)の設定が行われ、DPC対象病院全体で評価された項目(データ提出係数、効率性係数、救急医療係数)と医療機関群ごとに評価された項目(複雑性係数、カバー率係数、地域医療係数)に分かれた。これらは医療機関の質的側面を評価したものであり、DPCに参加するか否かにかかわらず、今、急性期病院に求められていることが凝縮されている。
A) データ提出係数
DPC/PDPSでは、適切なデータを提出することが極めて重要であり、院内で一生懸命行っているベンチマーク分析は、データが正確でなければその意義が薄れてしまう。このデータ提出係数は、DPC/PDPSの中で今後さらに重要性が増すことが予想される。
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