《速報解説》
会計士協会から「監査ツール」の改正が公表される
~監基報の改正に対応して監査リスクの項目等につき関連様式含め所要の見直し~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
2022年6月16日付けで(ホームページ掲載日は2022年6月21日)、日本公認会計士協会は、「監査基準委員会研究報告第1号「監査ツール」の改正について」を公表した。
これにより、2022年4月18日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。公開草案に寄せられたコメントに対する対応も公表されている。
これは、2021年8月改正の監査基準委員会報告書315「重要な虚偽表示リスクの識別と評価」及び同540「会計上の見積りの監査」の改正等に対応するものである。関連する様式も改正する。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
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