《速報解説》 日本監査役協会、KAM及びコロナ禍における実務の変化等を踏まえた監査役等の監査報告の記載に関する取りまとめを公表~審議のオンライン化に伴う自署押印の対応及び代替案にも言及~
2021年2月26日、日本監査役協会 監査法規委員会 会計委員会は、「監査上の主要な検討事項(KAM)及びコロナ禍における実務の変化等を踏まえた監査役等の監査報告の記載について」を公表した。
《速報解説》 EDINETで提出される監査報告書のXBRLタグ付け範囲がKAMまで拡大するに伴い、タグ付け誤り防止のための留意事項等が会計士協会から公表される
金融庁の2021年版EDINETタクソノミにおいて、従前から行われているEDINETで提出される金融商品取引法に基づく監査報告書に対するXBRLのタグ付けの範囲が、「監査上の主要な検討事項(KAM)」にまで拡大されているので、注意が必要である。なお、2020 年3月期の金商法に基づく監査報告書においては、訂正事例が散見されたとのことである。
《速報解説》 会計士協会、「倫理規則の体系及び構成等の見直しに関する論点の整理」の方針案を公表~体系等の整備により更なる規則の遵守促進を図る~
2021年2月24日、日本公認会計士協会は、「倫理規則の体系及び構成等の見直しに関する論点の整理」を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 会計士協会から監基報540「会計上の見積りの監査」等の改正の確定が公表される~経営者が行った見積りの方法の評価等を規定する監査基準の改訂を受けて反映~
2021年1月14日付で(ホームページ掲載日は2021年2月12日)、日本公認会計士協会は、「監査基準委員会報告書540「会計上の見積りの監査」及び関連する監査基準委員会報告書の改正について」を公表した。当該監査基準委員会報告書の改正を受けて、関連する監査基準委員会報告書の適合修正も行われている。
《速報解説》 監査基準の改訂に対応した監基報720「その他の記載内容に関連する監査人の責任」等の改正が確定~2022年3月31日以後終了する事業年度に係る監査から適用~
2021年1月14日付で(ホームページ掲載日は2021年2月12日)、日本公認会計士協会は、「監査基準委員会報告書720「監査した財務諸表が含まれる開示書類におけるその他の記載内容に関連する監査人の責任」の改正及び関連する監査基準委員会報告書の改正について」を公表した。当該監査基準委員会報告書の改正を受けて、関連する監査基準委員会報告書の適合修正も行われている。
《速報解説》会計士協会、リモートワーク対応第3号から第5号を新たに公表~証憑の真正性や往査の制限に係る留意事項のほか、リモート会議等の活用についても言及~
2021年2月12日、日本公認会計士協会は、次のリモートワーク対応を公表した。
① リモートワーク対応第3号「PDFに変換された証憑の真正性に関する監査上の留意事項」
② リモートワーク対応第4号「構成単位等への往査が制限される場合の留意事項」
③ リモートワーク対応第5号「リモート会議及びリモート会議ツールの活用について」
《速報解説》 会計士協会、近年増加している非パブリック型のブロックチェーンを活用した受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針案を公表
2021年2月3日、日本公認会計士協会は、保証業務実務指針「非パブリック型のブロックチェーンを活用した受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
これは、保証業務実務指針3402「受託業務に係る内部統制の保証報告書に関する実務指針」に基づいて、非パブリック型のブロックチェーンを活用したサービスを対象として実施する際の指針を提供するものである。
《速報解説》 会計士協会より「内部監査人の作業の利用」等の改正が公表される~ダイレクトアシスタンス防止のため海外の構成単位の監査人との意思疎通の必要性を示す~
2021年1月14日付で(ホームページ掲載日は1月29日)、日本公認会計士協会は、監査基準委員会報告書610「内部監査人の作業の利用」等を公表した。これにより、2020年10月21日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。公開草案に対するコメントの概要及び対応も公表されている。
《速報解説》 会計士協会、「プロフォーマ財務情報の作成に係る保証業務に関する実務指針」の公開草案を公表~プロフォーマ財務情報作成時の注意点や保証業務実施上の留意事項等を示す~
2021年1月29日、日本公認会計士協会は、保証業務実務指針3420「プロフォーマ財務情報の作成に係る保証業務に関する実務指針」(公開草案)」を公表し、意見募集を行っている。