収益認識会計基準を学ぶ 【第23回】「開示③」
第21回及び第22回に続いて、「開示(表示及び注記事項)」について解説する。
以下では、「収益認識に関する注記」の各項目について解説する。
〔コロナ禍で気をつけたい〕固定資産管理のポイント
2020年から新型コロナウイルス感染症により、ビジネスのあり方が大きく変化している。特に大きく変わったのは、テレワークが多くの企業に導入されたことではないだろうか。東京のオフィス空室率は上昇し、電通やエイベックスなど本社ビルを手離す企業も一部出てきている。感染者数は一時減少したものの、変異株が発見され、再び感染者数が増加している。企業が保有する固定資産の価値を見直す良い時期ともいえるだろう。
そこで今回は、コロナ禍で気をつけたい固定資産管理のポイントをまとめた。
収益認識会計基準を学ぶ 【第20回】「請求済未出荷契約、顧客による検収など」
今回は、次の事項について解説する。
① 請求済未出荷契約
② 顧客による検収
③ 返品権付きの販売
④ 重要性等に関する代替的な取扱い
グループ通算制度における会計の留意事項 【第2回】「開示編」
2020年3月27日に「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)が成立し、2022年4月1日以後に開始する事業年度からは、従来の「連結納税制度」から「グループ通算制度」に移行する。
これに伴い、2021年8月12日にASBJより、実務対応報告第42号「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い(以下「実務報告」という)」が公表された。
収益認識会計基準を学ぶ 【第19回】「買戻契約と委託販売契約」
買戻契約とは、企業が商品又は製品を販売するとともに、同一の契約又は別の契約のいずれかにより、当該商品又は製品を買い戻すことを約束するあるいは買い戻すオプションを有する契約である(収益認識適用指針153項)。
収益認識会計基準を学ぶ 【第18回】「返金が不要な契約における取引開始日の顧客からの支払とライセンスの供与」
今回は、「追加の財又はサービスを取得するオプションの付与」と「顧客により行使されない権利(非行使部分)」について解説する。
〈注記事項から見えた〉減損の深層 【第7回】「鉄道事業が減損に至った経緯」ー減損が発生しやすい会社の特徴は?ー
減損が発生しやすい会社には、特徴があります。もちろん、様々な側面から論ずることができるテーマなので、一概にはいえないのですが、収益構造に関して見られるある特徴は、その1つであるといってよいでしょう。
