空き家をめぐる法律問題 【事例68】「第三者が参加した共有関係の解消に関する留意点」
私は、父から相続した土地建物を兄弟2名と共有しています。兄は、兄弟間で遺産分割を行わないまま居住していましたが、現在は認知症のため施設に入所しており、成年後見人も選任されています。ある日、弟から遺産分割の提案を受け協議を行っておりますが、現時点では条件面で合意に至っていません。弟は、不動産業者への共有持分の売却も示唆していますが、どのような法的問題があるでしょうか。
《税務必敗法》 【第2回】「不真正の税務書類を作成した」
税理士Aは、顧問先から「資金繰りが大変厳しいので、法人税と消費税の納付額を減らしたい。売上の一部を翌事業年度に繰り延べてもらえないか?」と強く依頼された。
税理士Aはこれを断り切れず、「そのような処理を行っても、税務調査が入ればすぐに見つかりますよ。税務調査で指摘された場合は、修正申告を行ってくださいね。」と忠告した上で、売上の一部を繰延べた計算書類に基づいた確定申告書を作成して提出した。
税理士事務所の労務管理Q&A 【第26回】「職場における熱中症対策義務」
熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日から施行されています。特定の条件下で働く労働者を対象とした熱中症対策が事業者の法的義務となります。今回は、義務化された熱中症対策について、解説します。
〔業種別Q&A〕労使間トラブル事例と会社対応 【第5回】「外国人労働者を雇用する際の留意点」
当社では、新たに外国人労働者を雇用しようと考えています。外国人労働者を雇用する場合の留意点を教えてください。
〔検証〕適時開示からみた企業実態 【事例106】ニデック株式会社「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの撤回に関するお知らせ」(2025.5.8)
今回取り上げる開示は、ニデック株式会社(以下「ニデック」という)が2025年5月8日に開示した「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの撤回に関するお知らせ」である。タイトルどおり、同社は株式会社牧野フライス製作所(以下「牧野フライス」という)に対してTOB(株式公開買付け)を行っていたのだが、それを撤回することにしたという内容である。
給与計算の質問箱 【第66回】「育児休業明けの給与計算」
当社の給与計算は末締め翌月25日払いです。上記の場合における女性社員Aの2025年6月分の給与計算についてご教示ください。
税理士が知っておきたい不動産鑑定評価の常識 【第66回】「3種類の定期借地権とその特徴」~事業用定期借地権の契約面における留意点~
前回の連載では、定期借地権には一般定期借地権、事業用定期借地権、建物譲渡特約付借地権の3つの種類があることを紹介しましたが、それぞれの特徴については誌面の関係上、詳細は割愛させていただきました。
そこで、今回はこれらのポイントを比較するとともに、特に現在活用事例の多い事業用定期借地権について、契約面を中心とした留意点を述べておきます。
《税理士のための》登記情報分析術 【第25回】「相続登記について」~不動産の調査~
被相続人が所有する不動産を正確に調査し、漏れなく相続登記を行わないと、不動産の活用や売却を円滑に行うことができない場合がある。正確な調査のためには登記制度に関する知識が必要になるため、本稿において解説を行う。
従業員の解雇をめぐる企業対応Q&A 【第10回】「中途採用者に対する退職勧奨及び解雇のポイント」
当社の従業員Aについてご相談があります。当社はAの職歴等に照らしてAが当社の業務に関する高いスキル等を有することを期待して中途採用しましたが、Aは当社が期待したとおりのパフォーマンスを上げていません。また、Aには、周りの従業員に対して高圧的に接してトラブルを起こすといった問題も見られます。よって、Aに退職してほしいと考えていますが、Aに退職してもらうために注意すべきポイントを教えてください。
〈Q&A〉税理士のための成年後見実務 【第19回】「任意後見契約に記載すべき事項」
顧客からの依頼で任意後見契約の締結を実際に進めていくことになりました。契約書にはどのような事項を記載すればよいのでしょうか。また何か注意点はありますか。