〈経理部が知っておきたい〉炭素と会計の基礎知識 【第8回】「炭素を考慮して意思決定するには?」
カーボンプライシングは、企業などの排出する二酸化炭素に価格をつけ、これによって排出者の行動を変化させて、排出量の削減を促す手法です。政府による施策としてのカーボンプライシング(【第7回】参照)のほか、近年は、各企業が、自社の排出する二酸化炭素に社内で独自に価格を付けるカーボンプライシングも急速な広がりを見せています。これが「インターナルカーボンプライシング(ICP:Internal Carbon Pricing)」です。
〔まとめて確認〕会計情報の月次速報解説 【2024年10月】
2024年10月1日から10月31日までに公開した速報解説のポイントについて、改めて紹介する。
具体的な内容は、該当する速報解説をお読みいただきたい。
〔会計不正調査報告書を読む〕 【第162回】株式会社アマナ「特別調査委員会調査報告書(公開版)(2023年5月8日付)」
本連載は、なるべく直近に公表された調査報告書を解説することを目的としているが、連載第162回となる本稿では、短期間に設置した3つの調査委員会から、会計不正の調査結果及び原因分析の報告と再発防止策の提言を受けたものの、第三者割当による新株発行と株式の併合を経て、2024年1月29日に上場廃止となった株式会社アマナについて、それぞれの調査委員会が提言した再発防止策が、なぜ機能しなかったのかを中心に論考を進めたい。
決算短信の訂正事例から学ぶ実務の知識 【第8回】「現金及び現金同等物に係る換算差額とは何か」
連結キャッシュ・フロー計算書の下の方に、「現金及び現金同等物に係る換算差額」という項目を見かけることがあります。今回は、この項目で金額が訂正になったケースを取り上げます。
「換算差額」とあるので、為替の換算が関係していることは察しがつきます。しかし、正確なところはよくわからないという人もいるのではないでしょうか。そもそも、この項目は何のためにあるのでしょうか。早速、訂正事例から学んでいきましょう。
〔中小企業のM&Aの成否を決める〕対象企業の見方・見られ方 【第54回】「中小M&Aガイドライン(第3版)の活用」~経営者保証に関する対応~
2024年8月に中小M&Aガイドラインが改訂されました。改訂内容のうち、本稿では対象企業の見方・見られ方に関係する点を中心に解説します。買い手や売り手企業にとっては、主に「第1章 後継者不在の中小企業向けの手引き」が参考になりますし、支援機関(第三者)にとっては、主に「第2章 支援機関向けの基本事項」が参考になります。
有価証券報告書における作成実務のポイント 【第7回】
今回は、有価証券報告書のうち、第一部【企業情報】第4【提出会社の状況】4【コーポレートガバナンスの状況等】の作成実務ポイントについて解説する。
なお、本解説では2024年3月期の有価証券報告書(連結あり/特例財務諸表提出会社/日本基準)に原則、適用される法令等に基づき解説している。
開示担当者のためのベーシック注記事項Q&A 【第28回】「その他の注記⑤」-その他追加情報の注記-
当社は連結計算書類の作成義務のある会社です。連結注記表及び個別注記表におけるその他追加情報の注記について、どのような内容を記載する必要があるか教えてください。
〈経理部が知っておきたい〉炭素と会計の基礎知識 【第7回】「炭素に価格を付けるってどういうこと?」
カーボンプライシングは、企業などの排出する二酸化炭素に価格をつけ、これによって排出者の行動を変化させて、排出量の削減を促す手法です。カーボンプライシングには、政府によるものと民間によるものとがあり、政府によるカーボンプライシングの代表は「炭素税」と「排出量取引」です。
〔まとめて確認〕会計情報の四半期速報解説 【2024年10月】第2四半期決算(2024年9月30日)
3月決算会社を想定し、第2四半期(中間期)決算(2024年9月30日)に関連する速報解説のポイントについて、改めて紹介する。基本的に2024年7月1日から9月30日までに公開した速報解説を対象としている。
公開草案及び適用時期が将来のものは、基本的に記載の対象外としている。
具体的な内容は、該当する速報解説をお読みいただきたい。