《速報解説》
外形標準課税の制度的見直し
~令和6年度税制改正大綱~
辻・本郷税理士法人
税理士 安積 健
本稿では、令和5年12月14日に公表された「令和6年度税制改正大綱」(与党大綱)における、外形標準課税に関する改正について解説する。
1 外形標準課税の現状と課題
(1) 現状
外形標準課税は、税負担の公平性の確保、応益課税としての税の性格の明確化、税収の安定化、経済活性化の促進等を図るため、平成16年度に資本金1億円超の大法人を対象に導入され、その後平成27年度及び28年度税制改正において、より広く負担を分かち合い、企業の稼ぐ力を高める法人税改革の一環として、所得割の税率引下げと併せて、段階的に拡大されてきた。
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