《速報解説》
企業のIoT投資促進を目的とした
「コネクテッド・インダストリーズ税制」の創設
~平成30年度税制改正大綱~
税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝
1 はじめに
本稿では、12月22日に閣議決定された平成30年度税制改正大綱において新たに創設されることが決まった情報連携投資等の促進に係る税制、いわゆる「コネクテッド・インダストリーズ税制」について、その概要をまとめておきたい。
2 法人税改正の観点について
同月14日公表の与党大綱冒頭では、「一億総活躍社会」を税制面から支える方策について、税制改正の観点が以下のように説明されている。
デフレ脱却と経済再生に向け、生産性向上のための設備投資と持続的な賃上げを強力に後押しする観点から、賃上げ・生産性向上のための税制上の措置及び地域の中小企業の設備投資を促進するための税制上の措置を講ずる。
また、経済産業省から公表されている「平成30年度税制改正(租税特別措置)要望事項」では、「Connected Industriesに向けたIT投資の抜本強化」として、以下のような記述があり、コネクテッド・インダストリーズ税制のもととなった要望であると思われる。
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