公開日: 2013/02/28 (掲載号:No.8)
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「学校法人会計基準の在り方について 報告書」改正のポイント 【第2回】

筆者: 奈尾 光浩

「学校法人会計基準の在り方について 報告書」

改正のポイント

【第2回】

 

有限責任監査法人トーマツ
公認会計士 奈尾 光浩

 

5 資金収支計算書

当該年度の活動との関連において資金の流れを整理する資金収支計算書は、補助金の配分の基礎資料として、また学校法人の予算管理のための手法として現在も有用であり、今後も維持すべきとされた。

資金収支内訳表及び人件費支出内訳表に加えて、新たに資金収支計算書に附属する表として、活動区分別資金収支表を作成することが求められている。
学校法人においても活動区分別に資金の流れを把握することが重要であるため、活動区分別資金収支表によって、法人全体の資金の流れを教育研究事業活動、施設等整備活動、財務活動に区分して示すこととされたものである。

また、3つの活動区分ごとにキャッシュ・フローの流れが明確にできるよう、各活動区分の末尾に、それぞれ対応する調整勘定を置く必要がある。

なお、知事所轄法人については、活動区分別資金収支表の作成は義務付けられていない。
活動区分別資金収支表のイメージを簡単に示すと、以下のとおりである。

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「学校法人会計基準の在り方について 報告書」

改正のポイント

【第2回】

 

有限責任監査法人トーマツ
公認会計士 奈尾 光浩

 

5 資金収支計算書

当該年度の活動との関連において資金の流れを整理する資金収支計算書は、補助金の配分の基礎資料として、また学校法人の予算管理のための手法として現在も有用であり、今後も維持すべきとされた。

資金収支内訳表及び人件費支出内訳表に加えて、新たに資金収支計算書に附属する表として、活動区分別資金収支表を作成することが求められている。
学校法人においても活動区分別に資金の流れを把握することが重要であるため、活動区分別資金収支表によって、法人全体の資金の流れを教育研究事業活動、施設等整備活動、財務活動に区分して示すこととされたものである。

また、3つの活動区分ごとにキャッシュ・フローの流れが明確にできるよう、各活動区分の末尾に、それぞれ対応する調整勘定を置く必要がある。

なお、知事所轄法人については、活動区分別資金収支表の作成は義務付けられていない。
活動区分別資金収支表のイメージを簡単に示すと、以下のとおりである。

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連載目次

「「学校法人会計基準の在り方について 報告書」改正のポイント」(全2回)

筆者紹介

奈尾 光浩

(なお・みつひろ)

有限責任監査法人トーマツ
公認会計士

1981年(昭和56年)
早稲田大学商学部卒業
同年公認会計士第2次試験合格
監査法人サンワ東京丸の内事務所(現有限責任監査法人トーマツ)入所
1985年(昭和60年)
公認会計士登録
1996年
有限責任監査法人トーマツ社員就任現在に至る。
2010年
日本公認会計士協会学校法人委員会委員長(現任)

現在の主な業務
法定監査(金融商品取引法、会社法、私学振興助成法、公益法人)

【主な著書】(いずれも共著)
・『Q&A 学校法人の会計実務』(第一法規出版)
・『会計処理ハンドブック』(中央経済社)
・『Q&A こんなときどうする会社の経理』(第一法規出版)
・『持株会社による企業グループ構築の実務』(清文社)

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