公開日: 2014/10/23 (掲載号:No.91)
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IFRS導入プロジェクト再開に向け、その目的を問う

筆者: 大木 和俊

IFRS導入プロジェクト再開に向け、

その目的を問う

 

デロイト トーマツ コンサルティング株式会社
CFO サービスユニット シニアマネジャー
大木 和俊

 

IFRS導入プロジェクト再開の背景

2009年6月、金融庁よりIFRS 適用ロードマップ(「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」)が公表されて以来、IFRS導入プロジェクトに着手する企業が増えていった。しかし2011年に入り、当時金融担当大臣であった自見氏のIFRS 適用に関する発言を契機に、多くの企業がIFRS 導入プロジェクトの規模を大幅に縮小または中断し、別の経営課題の検討にシフトしていった。

ところが、ここ最近になって企業のグローバル競争力強化に関して報道や紙面を賑わすようになったのに加えて、従来のIFRS 任意適用要件が緩和されたことも重なり、IFRS 導入の動きが再び活発化している。

具体的には、従来は国際的な財務・事業活動を実施かつ海外子会社の資本金が20億円以上という要件であったが、今後はIFRS 連結財務諸表を適正に作成できる体制等を整備すれば上場及び公開準備企業でも適用可能とされている。

このような中、新規にIFRS導入に取り組もうとする企業も多いと思われるが、以前にIFRS導入を推進していたものの断念してしまい、検討再開を図る企業もある。

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その目的を問う

 

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CFO サービスユニット シニアマネジャー
大木 和俊

 

IFRS導入プロジェクト再開の背景

2009年6月、金融庁よりIFRS 適用ロードマップ(「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」)が公表されて以来、IFRS導入プロジェクトに着手する企業が増えていった。しかし2011年に入り、当時金融担当大臣であった自見氏のIFRS 適用に関する発言を契機に、多くの企業がIFRS 導入プロジェクトの規模を大幅に縮小または中断し、別の経営課題の検討にシフトしていった。

ところが、ここ最近になって企業のグローバル競争力強化に関して報道や紙面を賑わすようになったのに加えて、従来のIFRS 任意適用要件が緩和されたことも重なり、IFRS 導入の動きが再び活発化している。

具体的には、従来は国際的な財務・事業活動を実施かつ海外子会社の資本金が20億円以上という要件であったが、今後はIFRS 連結財務諸表を適正に作成できる体制等を整備すれば上場及び公開準備企業でも適用可能とされている。

このような中、新規にIFRS導入に取り組もうとする企業も多いと思われるが、以前にIFRS導入を推進していたものの断念してしまい、検討再開を図る企業もある。

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筆者紹介

大木 和俊

(おおき・かずとし)

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
CFO サービスユニット シニアマネジャー

デロイト トーマツ コンサルティング入社後、10年以上にわたってCFO並びに経理・財務部門向けにコンサルティングサービスを提供している。主として財務会計領域を専門としており、総合商社・通信業界を中心に、IFRS導入支援の他、連結・単体経営管理基盤整備、決算早期化、内部統制対応などのコンサルティングサービスに従事し、各種講演や専門誌等への寄稿も多く行っている。

【主著】
・『新版 成功する!IFRS導入プロジェクト』(共著・清文社)
他多数

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