〈事例から学ぶ〉
不正を防ぐ社内体制の作り方
【第5回】
「調達をめぐる「三権分立」の仕組み」
~「発注」「検収」「支払」の分離による相互牽制~
米国公認会計士・公認内部監査人
打田 昌行
はじめに
ものづくりの会社を訪れると、たいてい資材や調達に関する部門が設置されています。これらの部門は、製品や商品を製造するための原材料を外部から調達することが主な仕事です。製造に際して、安価で良質な原材料を安定的に提供できる取引先を見出すことはとても大切なことです。製造にあたり、どこに発注したら安価で良質な原材料を入手できるのか、それを一番熟知しているのが、資材、調達あるいは仕入部門になります。
原材料の調達には、材料の品質などに関わる専門的かつ実務的な知識の習熟が求められるため、一朝一夕にそれらの知識を身につけることは困難です。そのため、ローテーションが比較的難しい部門に分類されるため、調達に関わる会社の仕組み作りには注意が必要になります。
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