〔知っておきたいプロの視点〕
病院・医院の経営改善
─ポイントはここだ!─
【第3回】
「DPC/PDPSとは何か?」
東京医科歯科大学医学部附属病院
特任講師 井上 貴裕
連載第2回では外来診療を取り上げたが、第3回では、診療収益の7割を支える入院の診療報酬で注目されるDPC/PDPSについて解説する。
1 DPC/PDPSとは
DPC(Diagnosis Procedure Combination)は、多様な患者を臨床的な視点から分類したものであり、D(Diagnosis)は傷病名などの診断名を意味しており、P(Procedure)は手術・処置等の診療行為であり、その組み合わせ(Combination)により構成されている。
つまり、どのような病名の患者に対して、どのような診療行為を行ったかを組み合わせたものである。
このDPCは急性期入院医療の包括払いに用いられていることから、DPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination Per Diem Payment System)と呼ばれているが、同質的な患者をグルーピングしているため、診療ベンチマークにも積極的に活用されており、医療の質や効率性の比較を一定程度行うことが可能となる(図表1)。
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