顧客との面談が“ちょっと”苦手な
税理士のための面談術
【第5回】
「まずは雑談からはじめましょう」
有限会社コーディアル
代表取締役
坪田 まり子
皆さん、こんにちは。坪田まり子です。
先日、某セミナー会社主催の弁護士の方々を対象にしたセミナーで講演をしてまいりました。
テーマは、ズバリ、『弁護士のためのビジネスマナーと面談術』です。
ありがたいことに、予約は満席、97.7%の参加者から「とても役に立つ」という前向きな評価をいただくことができました。主催者曰く「これほど高い満足度のセミナーは、過去に10名程度の小規模セミナーを実施したとき以来です。今回のように50名をはるかに超える人数で多種多様な先生方がいらっしゃるセミナーでのこの高い満足度は、奇跡的な結果です!」とのこと。
常に、“誰かのお役に立ちたい”と思っている私にとって、非常に有意義な嬉しい機会となりました。
さて、私はこの話を通して、単なる自慢話をしたいのでありません。
弁護士こそ、「話す・説明する」ことのプロフェッショナルですが、法的な観点で話す(実務に関すること)ことは得意でも、面談やビジネスマナーについては少なからず苦手意識を抱いているということを皆さんにお伝えしたいと思ったからです。
2時間にわたるセミナーでしたが、お客様との良好な関係を築くための「話す・聞く」という理論と演習を通して、その重要性をしっかりと体感していただきました。
こちらの連載でも、重要な場面を想定し、皆さんが自分自身で振り返りつつ、適宜、トレーニングができるようにサポートしているつもりです。
改めて、日々のお仕事にしっかりと活かしていただければ幸いです。
◆ ◆ ◆
今回は「雑談を得意にする方法」についてお話します。
そもそも「面談」とは、「面会して話す」ことですが、このたった6文字で表される行為の中に、お客様と良好な関係を築くためのポイントがたくさん潜ん
その一つが既にお話した「第一印象の重要性」で、次に大事なのが今回の、「本題に入る前の雑談シーン」です。
まずは、この面談や雑談が、いかにビジネスチャンス拡大のために重要であるかどうかを認識していただくために、次のフローチャートをご覧いただきましょう。相談者が皆さんの事務所を訪問し、面談を終えて事務所を出るまでの相談者側の心理を表しています。
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