《速報解説》
「コーポレートガバナンス・コード原案」が確定
~確定版は5月上旬、東証において制定予定~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
平成27年3月5日付で、コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議から、「コーポレートガバナンス・コードの基本的な考え方《コーポレートガバナンス・コード原案》~会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために~」が公表された。
これにより、平成26年12月12日付(掲載日12月17日)で、意見募集がなされていた「コーポレートガバナンス・コードの基本的な考え方(案)《コーポレートガバナンス・コード原案》~会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために~」が確定することになる。
今後、東京証券取引所におけるコーポレートガバナンス・コードの確定が5月上旬に予定されており、本コード原案をその内容とすることが想定されているとのことである(コーポレートガバナンス・コード(原案)に対する「パブリックコメントの概要」の3ページ)。
現在、東京証券取引所は、「コーポレートガバナンス・コードの策定に伴う上場制度の整備について」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
本稿では、「コード(原案)」のうち、特徴的と思われる部分について述べる。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
Ⅱ パブリックコメントの概要
パブリックコメントについては、①パブリックコメントの概要、②和文のパブリックコメント、③英文のパブリックコメントが公表されている。
寄せられたコメントは、概ね下記のように分類されるとのことである。
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