「収益認識に関する会計基準」及び
「収益認識に関する会計基準の適用指針」の徹底解説
【第5回】
仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋
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8 【STEP4】履行義務への取引価格の配分
【STEP4】では【STEP3】で算定した取引価格を、【STEP2】で識別した履行義務に配分する。
履行義務に対する取引価格の配分は、財又はサービスの顧客への移転と交換に企業が権利を得ると見込む対価の額を描写するように行う(基準65)。
そして、【STEP4】では、以下の4つを検討する。
(1) 独立販売価格に基づく配分
(2) 値引きの特定の履行義務への配分
(3) 変動対価の配分
(4) 取引価格の変動(契約変更は除く)
なお、単一の履行義務の場合、基本的に【STEP4】の検討は不要であるが、基準第32項(2)(6(連載第3回)(1)参照)に従って一連の別個の財又はサービスを移転する約束が単一の履行義務として識別され、かつ、対価に変動性のある金額が含まれている場合には、上記のうち(3)の検討が必要である(基準67)。
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