《速報解説》
会計士協会、「公益法人会計基準に関する実務指針」の
改正(公開草案)を公表
~過年度遡及会計基準や資産除去債務等の取扱いを新設~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
平成28年10月13日、日本公認会計士協会は「非営利法人委員会実務指針第38号「公益法人会計基準に関する実務指針」の改正について」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。同日、日本公認会計士協会から「会長声明「非営利法人への公認会計士監査の導入に当たって」」も公表されている。
公開草案は、内閣府公益認定等委員会から公表された「公益法人の会計に関する諸課題の検討状況について」(平成27年3月26日)及び「公益法人の会計に関する諸課題の検討結果について」(平成28年3月23日)に対応するものであり、Q&A形式により記載されている。
意見募集期間は平成28年11月13日までである。
なお、監査上の取扱いについては、平成28年9月27日に、「公益法人会計基準を適用する公益社団・財団法人及び一般社団・財団法人の財務諸表に関する監査上の取扱い及び監査報告書の文例」(非営利法人委員会実務指針第34号)が公表されている。
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