《速報解説》
日本監査役協会、「会計不正防止における監査役等監査の提言」を公表
~三様監査において求められる監査役等の役割についてとりまとめ~
税理士・公認不正検査士(CFE)
米澤 勝
公益財団法人日本監査役協会(以下「監査役協会」と略称する)会計委員会は、11月24日、「会計不正防止における監査役等監査の提言―三様監査における連携の在り方を中心に―」と題された提言集を、監査役協会会員会社へのアンケート結果とともに公表した。
【参考】 日本監査役協会ホームページ
「会計不正防止における監査役等監査の提言-三様監査における連携の在り方を中心に-」
提言を取りまとめた監査役協会会計委員会(第43期)の委員長は、元株式会社日立製作所取締役監査委員長(元副社長)三好崇司氏。筑波大学大学院の弥永真生教授と日本公認会計士協会の住田清芽常務理事が専門委員を務めるほか、上場企業の監査役が委員として参加している。
その提言内容について、「はじめに」から引用する。
監査役等(引用者注:監査役、監査委員及び監査等委員の総称。以下同じ。)の選任・構成等、会計不正防止のための三様監査間の連携等会計不正防止に向けた監査品質の向上を図るために、監査役等が検討すべきと思われる論点について主要な項目を抽出し、各項目について提言を取りまとめた。
1 提言の概要
提言内容は下記のとおり大きく3つに分類され、合計で9項目になっている。
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