「収益認識に関する会計基準」及び
「収益認識に関する会計基準の適用指針」の徹底解説
【第2回】
仰星監査法人
公認会計士 西田 友洋
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今回からは、【STEP】ごとにおさえるべき論点を解説する。その次に個別論点及び税務等について解説していく。
5 【STEP1】契約の識別
【STEP1】では、収益認識基準等の検討対象となる契約を識別する。
【STEP1】契約の識別では、以下の4つについて検討する。
(1) 識別要件の充足の有無(契約であるかどうかの検討)
(2) 上記(1)の契約の識別要件を満たさない場合の会計処理
(3) 契約の結合
(4) 契約の変更
そして、【STEP1】の検討の流れは、以下のとおりである。
(1) 識別要件の充足の有無(契約であるかどうかの検討)
収益認識基準等は、顧客との契約に対して適用されるため、まず、顧客との契約であるかどうかを検討する。具体的には、以下の①から⑤の要件のすべてを満たすものについて、顧客との契約として識別する(基準19)。当たり前の要件であるため、通常の売上取引であれば、すべての要件を満たすことが多いと考えられる。
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