老コンサルタントが出会った
『問題の多い相続』のお話
【第3回】
「高齢者独居老人の悩み」
~受遺者が海外在住。誰が遺産の後始末を?~
財務コンサルタント
木山 順三
高齢化社会に伴い、当コンサルタント事務所にも高齢者の方から「今後の生き方・整理の仕方」についてのご相談が増えています。
特に昨今は身内に海外勤務者のみならず、国籍まで変えられる方もおられます。
これからご紹介するのは、それらのほんの一例です。
〔話の背景〕
A子さんは若い時から大手銀行に勤務し、いつしか結婚のご縁もなく現在80歳を迎え、一人暮らしの生活を送っておられます。既に両親も亡くなり親戚も妹一人だけで、その妹も77歳と高齢のため、これからの自分の行く末に不安を感じておられます。
すなわち、「相続をどうするのか」「自分の残した諸々の財産の処分を誰に託すのか」「万一認知症になったらどうするのか」等々、考えたら夜も眠れないとのことです。
本来は、お元気なうちに「介護付き老人ホーム」等へ入居するのが最適なのですが、自分だけは絶対にいつまでも「元気印」であると過信されるお年寄りが多く、ご多分に漏れずA子さんもそのような方でした。
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