《速報解説》
東証より「コーポレート・ガバナンスに関する開示の好事例集」が公表される
~「資本コストを意識した経営」や「取締役会の機能発揮」等に係る
好開示例と評価ポイントを紹介~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
2019年11月29日、東京証券取引所は、「コーポレート・ガバナンスに関する開示の好事例集」を公表した。
これは、資本コストを意識した経営や取締役会の機能発揮等に係るコーポレートガバナンス・コードの各原則に関して、充実した取組が行われ、その内容が投資者に対し分かりやすく提供されていると考えられる開示例をまとめたものである。
なお、同日、金融庁から「記述情報の開示の好事例集」の更新(役員の報酬等)及び「政策保有株式:投資家が期待する好開示のポイント(例)」が公表されている。
文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
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