プラス思考の経済効果
【第14回】
「お花見の経済効果」
関西大学名誉教授・大阪府立大学名誉教授
宮本 勝浩
1 はじめに
日本気象協会は2023年3月30日に全国の桜の満開予想日を発表しました。それによると、東京は3月22日で平年よりも9日早く、大阪は3月27日で平年よりも8日早くなっています。今年は温暖化の影響でしょうか、日本全国の桜の開花、そして満開の日が非常に早くなっています。
今年のお花見は新型コロナの流行による外出、飲食、マスク着用などのいろいろな規制が緩和されて、数年ぶりに多くの人出が予想されます。その結果、今年のお花見はコロナ禍の時と比べて人出が多くなり、経済効果も大きくなると期待することができます。もちろん、まだ完全に新型コロナが収束したわけではないので外出を控える人もいると思われますが、数年ぶりに桜の名所は観光客で賑わうでしょう。今回は今年のお花見の経済効果を推計しました。
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