《速報解説》
会計士協会、「公益社団・財団法人及び一般社団・財団法人における監査上の取扱い」に関する実務指針の改正(公開草案)を公表
~過年度遡及会計への対応等を追加~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
平成28年6月16日、日本公認会計士協会は、非営利法人委員会実務指針第34号「公益社団・財団法人及び一般社団・財団法人における監査上の取扱い」の改正について(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。
これは、平成28年3月23日に内閣府公益認定等委員会から公表された「公益法人の会計に関する諸課題の検討結果について」(内閣府公益認定等委員会 公益法人の会計に関する研究会。以下「27年度報告」という)に基づいて検討を行い、「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号。以下「過年度遡及会計基準」という)に係る監査上の取扱いを追加した上で、形式的な変更を行ったものである。
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