〔経営上の発生事象で考える〕
会計実務のポイント
【第1回】
「自社の業績が不振の場合」
仰星監査法人
公認会計士 田中 良亮
-連載開始に当たって-
本稿より始まる新連載「〔経営上の発生事象で考える〕会計実務のポイント」では、企業経営において『ある一定の事象』が生じた場合に、検討すべき会計処理等について、減損会計や税効果会計等、限られた基準や指針にとらわれず横断的に解説することで、企業の実務担当者が対応すべきポイントを幅広い視点で明確化することを意図している。
実際に同様の事象が生じた場合には、会社ごとの実情に合わせた判断と会計処理が必要であり、そのすべてを網羅することは目的としていないが、1テーマごとに関連する一般的な会計基準等を整理しているため、論末に記載した「チェックリスト」とともに実務の参考にしていただきたい。
また必要に応じ、本連載の基礎編ともいえる『経理担当者のためのベーシック会計Q&A』(本誌上で連載中)のうち関連する記事を紹介しているので、合わせてご覧いただきたい。
今回取り上げる事象は「自社の業績が不振の場合」である。
Question
当社は上場している液晶パネルメーカーである。近年の液晶パネルの販売価格の急激な下落に伴い、今期大幅な赤字を計上し、今後も業績が厳しいことが見込まれている。
このような場合、どのような会計処理の検討が必要となるか。
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