公開日: 2024/06/18
文字サイズ

《速報解説》 「グループ監査における特別な考慮事項」の公表に伴い、会計士協会が「監査ツール(実務ガイダンス)」を見直す改正

筆者: 阿部 光成

《速報解説》

「グループ監査における特別な考慮事項」の公表に伴い、
会計士協会が「監査ツール(実務ガイダンス)」を見直す改正

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2024年6月13日付けで(ホームページ掲載日は2024年6月17日)、日本公認会計士協会は、「監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正」を公表した。

これにより、2024年3月21日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。公開草案に対するコメントの概要及び対応も公表されている。

これは、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」(2023年1月12日改正)を受けたものである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な改正内容

「《3.グループ監査における特別な考慮事項》」について、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」を受けた記載に改正されている。

次の様式についても大きく変更されている。

 グループ監査品質の管理と達成(様式1-1、様式2-4-1、様式2-4-2、様式13)

 リスクに基づくアプローチ(様式2-1、様式2-1付表、様式2-3、様式3-2-1、様式3-2-1別紙、様式8-2-1)

 グループ監査人と構成単位の監査人の強固な双方向のコミュニケーション(様式11-1、様式11-2-1、様式11-2-2、様式11-2-2付表)

 その他(様式10-1、様式10-2)

(了)

《速報解説》

「グループ監査における特別な考慮事項」の公表に伴い、
会計士協会が「監査ツール(実務ガイダンス)」を見直す改正

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2024年6月13日付けで(ホームページ掲載日は2024年6月17日)、日本公認会計士協会は、「監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正」を公表した。

これにより、2024年3月21日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。公開草案に対するコメントの概要及び対応も公表されている。

これは、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」(2023年1月12日改正)を受けたものである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な改正内容

「《3.グループ監査における特別な考慮事項》」について、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」を受けた記載に改正されている。

次の様式についても大きく変更されている。

 グループ監査品質の管理と達成(様式1-1、様式2-4-1、様式2-4-2、様式13)

 リスクに基づくアプローチ(様式2-1、様式2-1付表、様式2-3、様式3-2-1、様式3-2-1別紙、様式8-2-1)

 グループ監査人と構成単位の監査人の強固な双方向のコミュニケーション(様式11-1、様式11-2-1、様式11-2-2、様式11-2-2付表)

 その他(様式10-1、様式10-2)

(了)

筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

#