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〈ポイント解説〉役員報酬の税務 【第75回】「法人課税信託に係る課税の適正化」

当社は、役員に対してインセンティブを与えるために、受益者を指定せずに信託財産として株式を信託し、後日、役員を受益者と指定して株式を交付することを検討しています。この場合の課税関係を教えてください。

#No. 636(掲載号)
# 中尾 隼大
2025/09/18

国家安全保障から見る令和7年度及び近年の税制改正-防衛特別法人税等の企業への影響- 【第5回】

【第4回】は基準法人税額から課税標準法人税額の計算の過程について解説を行ったが、【第5回】では課税標準法人税額から納付税額の計算の過程を説明する。
防衛特別法人税の額は、各課税事業年度の課税標準法人税額に4%の税率を乗じて計算される(防衛財確法14①、15)。ただし、基準法人税額に留保税額が含まれている場合の課税標準法人税額は、加算前基準法人税額から基礎控除額を控除した金額である(防衛財確法14②)。
防衛特別法人税の納付税額の計算においては、法人税や地方法人税と同様に、外国税額控除、控除対象所得税額等相当額の控除、分配時調整外国税相当額の控除及び仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う減少法人税額(防衛特別法人税額)の控除の制度が適用される。なお、税額控除の順番も法人税や地方法人税における税額控除の適用がある場合と同様で、①分配時調整外国税相当額の控除、②控除対象所得税額等相当額の控除、③仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う防衛特別法人税額の控除、④外国税額の控除の順番とされる(防衛財確法20)。

#No. 636(掲載号)
# 荒井 優美子
2025/09/18

給与計算の質問箱 【第69回】「役員が入院のため役員報酬を減額した場合の注意点」

当社は12月決算です。代表取締役Aが病気のため9月から3か月程度入院することになりました。入院予定の9月~11月の3か月間の役員報酬を月額100万円から月額0円に減額した場合の注意点についてご教示ください。

#No. 636(掲載号)
# 上前 剛
2025/09/18

〈事例で学ぶ〉法人税申告書の書き方 【第47回】「別表6(24) 給与等の支給額が増加した場合の法人税額の特別控除に関する明細書」及び「別表6(24)付表一 給与等支給額、比較教育訓練費の額及び翌期繰越税額控除限度超過額の計算に関する明細書」~繰越税額控除制度を適用した場合~

実務でも適用する企業が多いと思われる、いわゆる「賃上げ促進税制」のうち中小企業向けの記載の仕方を取り上げる。
令和7年4月1日以後に開始する事業年度では、令和6年度税制改正で新たに設けられた繰越税額控除制度を適用して税額控除することが考えられるため、その記載についてもあわせて確認する。

#No. 635(掲載号)
# 柴田 知央
2025/09/11

新リース会計基準における実務対応-会計処理と申告調整のポイント-【第3回】

令和6年9月、企業会計基準委員会から「リースに関する会計基準」(以下、リース会計基準)が公表されました(令和9年4月1日以後に開始する事業年度から適用)。従来のリース会計基準では、リース取引を「ファイナンス・リース取引」と「オペレーティング・リース取引」の2種類に分類し、前者は売買処理、後者は賃貸借処理を行うこととされていました。
新たに公表されたリース会計基準では、借り手の会計処理についてこの分類を廃止し、すべてのリースにつき同一の会計処理を適用することとされました。一方、貸し手の会計処理は従来どおり、2種類に分類し、会計処理を定めています。

#No. 635(掲載号)
# 鈴木 慧史
2025/09/11

日本の企業税制 【第142回】「中間取りまとめで示された“研究開発税制等の在り方”の方向性」

検討にあたっては、「産業構造審議会イノベーション・環境分科会イノベーション小委員会中間とりまとめ~『科学とビジネスの近接化』時代のイノベーション政策~」で示された方向性を踏まえて、今年度末で適用期限を迎える研究開発税制等の在り方について、本年5月の設置以降、合計5回にわたって議論を重ねた。

#No. 634(掲載号)
# 魚住 康博
2025/09/04

法人税の損金経理要件をめぐる事例解説 【事例78】「除染作業に関する業務のために委託先に支出した金員の損金性」

私は、東北地方のとある県における第三の都市に本社を置き、産業廃棄物処理業を営むX株式会社(資本金5,000万円の3月決算法人)において総務部長を務めております。
ご承知の通り2011年の東日本大震災は、東北地方の太平洋側に多大な被害をもたらしました。特に津波による東京電力福島第一原子力発電所の被害は甚大で、近隣地域の放射能汚染への対応は喫緊の課題となりました。わが社も東北地方にある企業の端くれとして、地元再生への貢献を行いたい一心で、除染作業を受注すべく関係自治体を駆けずり回った結果、「汚染状況重点調査地域」の事業をいくつか請け負うこととなりました。

#No. 634(掲載号)
# 安部 和彦
2025/09/04

国家安全保障から見る令和7年度及び近年の税制改正-防衛特別法人税等の企業への影響- 【第4回】

法人は各課税事業年度の基準法人税額に対して、当分の間、防衛特別法人税を課される(防衛財確法9)。課税事業年度は2026年4月1日以後に開始する各事業年度(法人税法第13条及び第14条に規定する事業年度)とされ、通算子法人については別途規定が設けられている(※1)(防衛財確法10)。納税地は法人税法の納税地と同一である(防衛財確法12)。

#No. 633(掲載号)
# 荒井 優美子
2025/08/28

〈ポイント解説〉役員報酬の税務 【第74回】「暗号資産による役員報酬の支給」

役員報酬を日本円ではなく、ビットコイン等の暗号資産で支給することは可能でしょうか。

#No. 632(掲載号)
# 中尾 隼大
2025/08/21

国家安全保障から見る令和7年度及び近年の税制改正-防衛特別法人税等の企業への影響- 【第3回】

【第1回】と【第2回】では、防衛特別法人税立法の経緯と概要について解説したが、本稿では条文の構成を概観し、本稿以後では条文番号に沿って各項目について解説を行う。また、グループ通算制度を適用している法人に係る取扱いは、【第10回】での解説を予定している。

#No. 632(掲載号)
# 荒井 優美子
2025/08/21

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