《速報解説》 生命保険協会から「はじめての気候変動対応ハンドブック」が公表される~実務担当者向けに基本知識や行動の視点などの幅広いポイントを整理して紹介~
2019年11月15日、一般社団法人生命保険協会は、「はじめての気候変動対応ハンドブック~生命保険業界への影響と考えるべきこと~」を公表した。
気候変動対応は世界的な課題となっており、生命保険協会は、2019年4月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同を表明している。
気候変動対応ハンドブックは、はじめて気候変動の担当になった方を想定して、そもそも気候変動がなぜ大事なのかという基本的なことから、実務担当者としてどういったことを考えればいいのかまで幅広く整理した内容となっているとのことである。
《速報解説》 ASBJ、収益認識会計基準の表示及び注記事項を定めた改正案を公表~意見募集期間は2020年1月10日まで~
2019年10月30日、企業会計基準委員会は、次のものを公表し、意見募集を行っている。
① 「収益認識に関する会計基準(案)」(企業会計基準公開草案第66号。企業会計基準第29号の改正案。以下「本会計基準改正案」という)
② 「収益認識に関する会計基準の適用指針(案)」(企業会計基準適用指針公開草案第66号。企業会計基準適用指針第30号の改正案。以下「本適用指針改正案」という)
③ 「四半期財務諸表に関する会計基準(案)」(企業会計基準公開草案第67号。企業会計基準第12号の改正案。以下「四半期会計基準案」という)
④ 「四半期財務諸表に関する会計基準の適用指針(案)」(企業会計基準適用指針公開草案第67号。企業会計基準適用指針第14号の改正案)
⑤ 「金融商品の時価等の開示に関する適用指針(案)」(企業会計基準適用指針公開草案第68号。企業会計基準適用指針第19号の改正案)
これは、収益認識に関する表示及び注記事項について規定するものである。
《速報解説》 関連する会計基準等の定めが明らかでない場合の注記事項充実を目的とした「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(案)」が公表される
2019年10月30日、企業会計基準委員会は、「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(案)」(企業会計基準公開草案第69号。企業会計基準第24号の改正案)を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 ASBJ、「会計上の見積りの開示に関する会計基準(案)」を公表~「見積りの不確実性の発生要因」に係る注記情報の充実図る~
2019年10月30日、企業会計基準委員会は、「会計上の見積りの開示に関する会計基準(案)」(企業会計基準公開草案第68号)を公表し、意見募集を行っている。
《速報解説》 証券取引等監視委員会、令和元年度版の「開示検査事例集」を公表~非財務情報の適正性の調査等から課徴金納付命令勧告を行った事例も紹介~
証券取引等監視委員会事務局は、去る10月23日、「開示検査事例集(以下「事例集」と略称する)」を公表した。
3年前までは、「金融商品取引法における課徴金事例集~開示規制違反編~」という名称で公表されてきた事例集は、平成29年10月に公表された事例集から内容が改変され、本年度公表の事例集については、「開示検査によって開示規制違反が認められ、課徴金納付命令勧告を行った事例のほか、課徴金納付命令勧告は行わなかったものの、開示規制違反の背景・原因を追究した上でその再発防止策を会社と共有した事例、会社に対して訂正報告書等の自発的な提出を促した事例等、さまざまな事例を積極的に紹介」したと説明している(「証券取引等監視委員会からのメッセージ(以下「メッセージ」と略称する)」より)。
《速報解説》 円滑運用を目的として「経営者保証に関するガイドラインのQ&A」が改定される~事業承継時に焦点を当てたガイドラインの特則に係るWG設置も公表~
令和元年(2019年)10月15日、経営者保証に関するガイドライン研究会(事務局:日本商工会議所・一般社団法人全国銀行協会)は、「経営者保証に関するガイドラインのQ&Aの一部改定について」を公表した。
《速報解説》 金融庁、「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(案)を公表~一律の内部管理体制を求めず金融機関の個性・特性に着目した検査・監督へ~
令和元(2019)年9月10日、金融庁は、「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(案)を公表し、意見募集を行っている。
「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」(平成30年6月29日)を踏まえ、融資の観点から「金融システムの安定」と「金融仲介機能の発揮」のバランスの取れた実現を目指す当局の検査・監督の考え方と進め方を整理したものである。
「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」では、平成31年4月1日以降を目途に検査マニュアルを廃止する予定とされている。
《速報解説》 会計士協会、「非営利組織モデル会計基準」を公表~法人形態間の財務報告の相互整合性向上を図る~
2019年7月31日、日本公認会計士協会は、非営利組織会計検討会による報告「非営利組織における財務報告の検討~財務報告の基礎概念・モデル会計基準の提案~」を公表した。これにより、2019年4月26日から意見募集されていた公開草案が確定することになる。
これは、非営利組織における財務報告の在り方に関する「財務報告の基礎概念」と「モデル会計基準」について検討した報告書である。
《速報解説》 会計士協会、国内外企業の特徴的な事例をまとめた「統合報告の事例研究」を公表~各社取組み状況に関するヒアリング結果も~
2019年7月12日、日本公認会計士協会は、「統合報告の事例研究」(経営研究調査会研究報告第68号)を公表した。
これは、統合報告に関する日本及び海外企業の特徴的な事例をまとめたものである。統合報告書の発行企業数は、2015年の138社から、2018年には414社まで増加しているとのことである。