〔しっかり身に付けたい!〕
はじめての相続税申告業務
【第25回】
「『配偶者の税額軽減』の適用を受ける」
税理士法人ネクスト
公認会計士・税理士 根岸 二良
相続税の特例で、税額に大きな影響があるものには、前回まで説明を行った小規模宅地特例とともに、配偶者の税額軽減(相続税法19条の2)がある。
今回は、相続税の「配偶者の税額軽減」について説明を行う。
1 配偶者の税額軽減の概要
この「配偶者の税額軽減」とは、被相続人の配偶者が相続・遺贈で取得した財産については、次のいずれか大きい金額までは、配偶者は相続税の負担はないという特例である。
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