「働き方改革」でどうなる?
中小企業の労務ポイント
【第2回】
「年次有給休暇が取得できる仕組みづくり(その2)」
-取得しやすい環境づくりと管理方法及び取得に関する留意点-
Be Ambitious社会保険労務士法人 代表社員
特定社会保険労務士
飯野 正明
前回説明した「働き方改革関連法」による有給休暇取得義務化の概要を踏まえて、今回は有給休暇を取得しやすい環境づくりに向けた具体的な施策や管理方法、取得に関する留意点等について解説していきます。
▷取得しやすい環境づくり
今まで「有給休暇を取得しなさい!」なんて言われたことのある従業員は、ほとんどいないのではないでしょうか。
また、体調が悪いわけでもないのに「会社を休む」ことに罪悪感があり、有給休暇を取得することで「みんなに迷惑がかかるから」とためらいを感じている人が多いことが、有給休暇の取得率が上がらない理由の1つとされています。
このような環境を変えていくことが、これからの労務管理に求められるのです。もし、年5日取得できない従業員が多くいて、忙しい年度末にまとめて取得をさせなければならない状況となったら、困るのは会社です。
会社として、取りやすい時季に有給休暇を取得してもらう仕組みの整備を検討しましょう。
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