公開日: 2013/04/11 (掲載号:No.14)
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会社が取り組む社員の健康管理【第6回】「メンタルヘルス対策」

筆者: 佐藤 信

会社が取り組む

社員の健康管理

【第6回】

「メンタルヘルス対策」

 

社会保険労務士 佐藤 信

 

1 はじめに

近年、経済・産業構造が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が高くなってきた。
精神障害等に係る労災補償状況をみると、請求件数、認定件数とも近年、増加傾向にあり、社会的にも関心を集めている(下記【参考】を参照)。

【参考】 厚生労働省
平成23年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」まとめ」 (平成24年6月15日厚生労働省発表)

※詳細動向はリンク先の[別添資料2]を参照。

※精神障害に関する事案の「労災請求件数」は1,272件で、前年度比91件の増。3年連続で過去最高。「支給決定件数」も325件(同17件の増)で過去最高となった。

このようなことから、心の健康問題が労働者、その家族、事業場及び社会に与える影響がますます大きくなってきたといえる。

今回はメンタルヘルスの予防策を中心に、職場で取り組んでいくことが望ましいものについて触れていくこととする。

 

2 事業者による積極的なメンタルヘルスケア

ストレス要因は、仕事、職業生活、家庭、地域等に存在している。

心の健康作りは、労働者自身がストレスに対処することの必要性を認識することが重要であるが、職場に存在するストレス要因は、労働者自身の力だけでは取り除くことができないものもある。

このため、事業者によるメンタルヘルスケアの積極的推進が重要であり、組織的かつ計画的な対策の実施が大きな役割を果たすことになる。

 

3 計画の実施

計画の実施に当たっては、次の4つのメンタルヘルスケアが継続的かつ計画的に行われるよう教育研修・情報提供を実施する必要がある。

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社員の健康管理

【第6回】

「メンタルヘルス対策」

 

社会保険労務士 佐藤 信

 

1 はじめに

近年、経済・産業構造が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が高くなってきた。
精神障害等に係る労災補償状況をみると、請求件数、認定件数とも近年、増加傾向にあり、社会的にも関心を集めている(下記【参考】を参照)。

【参考】 厚生労働省
平成23年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」まとめ」 (平成24年6月15日厚生労働省発表)

※詳細動向はリンク先の[別添資料2]を参照。

※精神障害に関する事案の「労災請求件数」は1,272件で、前年度比91件の増。3年連続で過去最高。「支給決定件数」も325件(同17件の増)で過去最高となった。

このようなことから、心の健康問題が労働者、その家族、事業場及び社会に与える影響がますます大きくなってきたといえる。

今回はメンタルヘルスの予防策を中心に、職場で取り組んでいくことが望ましいものについて触れていくこととする。

 

2 事業者による積極的なメンタルヘルスケア

ストレス要因は、仕事、職業生活、家庭、地域等に存在している。

心の健康作りは、労働者自身がストレスに対処することの必要性を認識することが重要であるが、職場に存在するストレス要因は、労働者自身の力だけでは取り除くことができないものもある。

このため、事業者によるメンタルヘルスケアの積極的推進が重要であり、組織的かつ計画的な対策の実施が大きな役割を果たすことになる。

 

3 計画の実施

計画の実施に当たっては、次の4つのメンタルヘルスケアが継続的かつ計画的に行われるよう教育研修・情報提供を実施する必要がある。

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連載目次

筆者紹介

佐藤 信

(さとう・まこと)

社会保険労務士
佐藤社会保険労務士事務所
人事・労務管理information

1993(平成 5)年3月 法政大学経済学部経済学科卒
1993(平成 5)年4月 コンピュータ販売会社にて販売企画調査職担当
1997(平成 9)年 社会保険労務士試験合格
1998(平成10)年 佐藤社会保険労務士事務所開設
人事・労務管理のコンサルティング、労務監査、就業規則の作成、労働保険、社会保険の手続、セミナーや勉強会の講師などを行っています。

【講師業、執筆業】
1998(平成10)年から2010(平成22)年まで約13年間、週末に社会保険労務士資格取得の専門学校にて講師業を行うとともに、受験向けのテキスト等を執筆。その他実務者向け定期購読誌の原稿校正等を実施。
上記講師経験を活かし各種セミナー、企業研修の講師を行っています。
また、各種実務書籍等の執筆依頼についても承っております。

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