対面が難しい時代の相続実務
【第5回】
「想定される場面(その3)」
-遺産分割協議における対応-
クレド法律事務所
弁護士 栗田 祐太郎
今回は、遺言書が残されておらず、遺産分割協議を行う必要がある場面におけるオンライン利用を取り上げる。
【想定される場面(その3) 遺産分割協議における対応】
私の古くからの顧問先の社長であるAさんが亡くなられたとの一報が、ご家族から届けられました。
Aさんは、自社の株式のほとんどを所有していることもあり、生前から、自分にもしものことがあっても会社の事業に支障が生じないよう準備しておきたいと常々おっしゃっていました。
しかし、今回、突然の脳梗塞によって昏睡状態となり、そのまま病院で亡くなられたため、結局のところ遺言書は作成されないままであったとのことです。
遺言書がないため法定相続人全員で遺産分割協議を行う必要がありますが、実はAさんには家庭外の女性との間にも数名のお子さんがいらっしゃったようであり、遺産分割協議も紛糾しそうな雰囲気です。
コロナ禍という特殊な状況が続いている現在、遺産分割協議を円滑に行うためにはどのような工夫が必要でしょうか。
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