事例で学ぶ内部統制
【第12回】
「運用評価のサンプルの対象期間と
サンプル件数の工夫」
株式会社スタンダード機構
代表取締役 島 紀彦
はじめに
今回は、PLCの運用評価のサンプルの対象期間とサンプル件数の工夫を取り上げる。
筆者(株式会社スタンダード機構)主催の実務家交流会では、運用評価のサンプルの対象期間とサンプル件数について監査法人が求める要請に応えながら、社内の実情に応じて運用評価を有効かつ効率的に行うため、どのように対応しているかについて意見交換を行った。
各社の創意工夫を見てみよう。
サンプルの対象期間
まず、議論を整理するため、サンプルの対象期間の意義を確認したい。
実施基準によれば、経営者による内部統制の有効性の評価は、期末日を評価時点として行うことになっている。監査法人による内部統制監査も、期末日における内部統制の有効性の評価について意見表明することで、経営者評価に平仄を合わせている。
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