海外勤務の適任者を選ぶ“ヒント”
【第9回】
「家庭や地域コミュニティを通じた足がかりを作る」
中小企業診断士 西田 純
海外勤務を上手くこなすためには、仕事と同様あるいはそれ以上に、家庭生活を通じた地域コミュニティとの接点が重要なポイントになります。地元に受け入れられ、地元とのスムースな関係性を保つことが、ひいては海外勤務を成功させる基礎になります。
他方で、派遣コストや安全管理の問題もあり、海外勤務は単身赴任を原則とするという会社もあると思いますが、その場合でも、仕事上の現地パートナーが属しているであろう地元社会との接点を上手に作り上げていくことが、仕事にも良い結果をもたらすことにつながります。
今回は家族を帯同する場合を例に、どのようなポイントがあるのか整理してみたいと思います。モデルケースとして、30代のご夫婦と、幼稚園~小学生のお子さんがいるご家族を想定します。
1 赴任先における家庭生活
(1) ご家族の生活
海外赴任者は、赴任先での仕事を中心として生活を組み立てることになりますが、配偶者である奥様(あるいはご主人)が仕事を辞めて(あるいは休んで)帯同される場合、赴任期間中は配偶者が専業主婦(あるいは主夫)として家庭を守り、子女教育に関わることが、主なお仕事になると思います。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員登録およびログインが必要です。
すでに会員登録をされている方は、下記ボタンからログインのうえ、ご覧ください。
Profession Journalのすべての記事をご覧いただくには、「プレミアム会員(有料)」へのご登録が必要となります。
なお、『速報解説』については「一般会員(無料)」へのご登録でも、ご覧いただけます。
※他にもWebセミナー受け放題のスーパープレミアム会員などがございます。
会員登録がお済みでない方は、下記会員登録のボタンより、ご登録のお手続きをお願いいたします。