プラス思考の経済効果
【第17回】
「藤井聡太七冠が八冠を獲得した時の経済効果~第1部~」
関西大学名誉教授・大阪府立大学名誉教授
宮本 勝浩
1 はじめに
2023年6月1日、これまで将棋界の六冠を獲得していた藤井聡太棋士は渡辺明名人から名人位を獲得しました。これで史上初のタイトル全八冠制覇が視野に入ってきました。これまでの藤井七冠のタイトル獲得の流れは次のとおりです。
〈資料1:藤井七冠が獲得したタイトル〉
- 棋聖・・・2020年7月16日
- 王位・・・2020年8月20日
- 叡王・・・2021年9月13日
- 竜王・・・2021年11月13日
- 王将・・・2022年2月12日
- 棋王・・・2023年3月19日
- 名人・・・2023年6月1日
これまで七冠を獲得したのは羽生善治棋士だけです。羽生九段は25歳4ヶ月で七冠を獲得しましたが、もし藤井七冠が残る1つのタイトル「王座」を獲得すると前人未踏のタイトル全八冠を制覇することになります。
今回は、藤井七冠が全タイトル八冠を獲得した時の経済効果を計算します。ただし、藤井七冠は残る1つの「王座」を獲得するまで現在の七冠を維持し、さらに「王座」を獲得して八冠を1年前後は維持するという前提で、八冠を獲得してからの約1年間の経済効果を計算します。
今回の計算にはいろいろな資料が必要となりましたので、第1部と第2部の2回に分けて説明をすることにします。
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