◆◇◆◇◆
決算短信の訂正事例から学ぶ実務の知識
【第6回】
「配当金総額の集計方法」
公認会計士 石王丸 周夫
今回は、「配当の状況」の誤記載を取り上げます。
「配当の状況」は投資家にとって特に関心の高い項目です。企業としても、できれば誤記載を避けたい箇所でしょう。しかし、ここは、なぜか誤りが発生しやすいのです。
この項目は、決算短信の1ページ目に当たるサマリー情報に記載されます。「決算短信〔日本基準〕(連結)」の場合は、次のような表形式で示されます。
(出所) 日本取引所グループホームページ「決算短信作成要領・四半期決算短信作成要領」「決算短信(サマリー情報)の参考様式/通期第1号参考様式【日本基準】(連結)」
以下では、「配当の状況」のうち配当金総額の欄の金額の誤記載を取り上げます。それはちょっとした勘違いによるミスの可能性もありますが、そもそもどのように集計すべきなのかという、基本的な確認が必要な部分であるともいえます。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。
プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。