[IFRS適用企業の決算書から読み解く]
収益認識会計基準導入で
売上高はどうなる?
【第2回】
「その売り手は「主役」か「脇役」か?」
公認会計士 石王丸 周夫
◆本人か代理人か、それが問題である
子供のために親が預金を積み立てているという家がよくあります。口座を開いたのも管理しているのも親ですが、口座名義は子供の名前で、将来、通帳ごと子供にあげるというものです。
あれは親が主体的に積み立てているわけですが、子供のためにしていることであり、親は子供の代理人と見ることもできます。つまり、親は脇役で子供が主役というわけです。
どちらが主役でどちらが脇役なのかというのは、映画やドラマでも判断が難しい場合がよくありますが、収益認識会計基準が適用になると、収益の認識に際しても、売り手がその取引において主役なのか脇役なのかが問われるようになってきます。
収益認識会計基準の用語でいえば、「本人」なのか「代理人」なのかという話です。
◆IFRS移行で売上急減
まず、以下のグラフを見てください。
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